記事コンテンツページの11のCVR改善施策-中古車販売サイト

記事コンテンツをたくさん制作して流入数が伸びてきたが、CV数に全然つながらず悩んでしまうことありますよね。

鈴木淑雅

私も自身のサイト、クライアントのサイトで同じ悩みにぶつかり非常に多くの施策を試してきました。

記事コンテンツページのCVR改善に興味がある方に向けて、中古車サイトのCVR改善施策と仮定して11の施策をまとめました

すぐに試せる施策も多くあるので、この記事を読めばあなたのサイトの記事コンテンツページでCVRがきっと上がります

WEB歴10年、SEO対策やCVR改善施策が得意で、多くのサイトでCVR改善施策をしてきた私がノウハウを完全公開しています。

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鈴木淑雅

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目次

「中古車販売サイト」の11のCVR改善施策ポイント

鈴木淑雅

では、さっそく11のCVR改善施策を見ていきましょう。

  • CTA(コールトゥアクション)の設置
  • 人気車種ランキング
  • 簡易マイカーローンシミュレーション
  • キラーページへの誘導強化
  • テキスト中に自然な形で内部リンクを設置
  • 上部・下部固定ボタン・バナーの設置
  • 【PC】右下からフワッと表示されるバナーの設置
  • 【PC】追従する問い合わせフォーム
  • LINE公式アカウントの誘導
  • ホワイトペーパーのダウンロード
  • 適切な記事同士の内部リンク

①CTA(コールトゥアクション)の設置

記事コンテンツページのCVRを上げようと思った時に真っ先におこなうべきは、CTA(コールトゥアクション)の設置です。

CTAとは、CVへ誘導する領域のことです。

CTAは「Call To Action」の略。日本語の意味としては「行動喚起」といったところ。

Webサイトで訪問者を、とってもらいたい行動に誘導することを意味し、多くの場合はボタンやリンクの形で表示される。

たとえば、資料請求をしてもらうことが目的のサイトであれば、「いますぐ資料請求をする」「無料で3日以内に届く資料を取り寄せる」といったボタンで、ユーザーを資料請求ページへ誘導するのがCTAとなる。

出典:CTA とは 意味/解説/説明 (シーティーエー) 【Call To Action,コールトゥアクション】

https://web.archive.org/web/20230320044001/https://webtan.impress.co.jp/g/cta

定石としては、リード文下の目次上と、まとめ段落の上に設置することが多いです。イメージは下記です。

※こちらのサイトは検索結果から任意にピックアップしたサイトになります。

出典:中古車選び方ガイド|失敗しないためのチェックポイントと注意点|車買取・中古車査定ならナビクル

https://web.archive.org/web/20230320044001/https://www.navikuru.jp/articles/used/415/

CTAは非常に奥が深く、検討することがたくさんあります。

  • 誘導させるリンク先
  • 誘導させるまでのコピーライティング
  • CVボタンの色と形
  • CVボタンの中の誘導テキスト
  • CVボタンの前後に設置するマイクロコピー
  • CTA領域の背景色

一番大事なのは、リンク先をどうするかです。

通常はコンバージョンさせるフォームページにするケースが多いですが、記事コンテンツでは読者ユーザーが潜在層の場合が多いです。
そのため、後述するキラーページやLINE公式アカウントの誘導もありです。

複数のリンクを設置しても構わないので、目立つボタンではCVフォームに遷移させて、その下にテキストリンクでキラーページに誘導するようなやり方もあります。

コピーライティングの内容や、ボタンの色、背景色などで、CVRが結構変わってきます。
この部分はABテストを繰り返しながらもっとも効果の高いCTAを模索していきましょう!

鈴木淑雅

自身の運営ブログで効果が高かったのは、意外に背景色でした。

CTA領域を白から薄い青色に変えただけで、クリック率が20%程度上がりました。

②人気車種ランキング

中古車販売サイトであれば、人気車車種ランキングも反応がいいでしょう。

鈴木淑雅

以前に漫画アプリの記事コンテンツページを制作していましたが、「漫画アプリ人気ランキング」を設置したところ非常にクリック率が高かったです。

「人気ランキング」はEC系のサイトとは非常に相性がよく鉄板の施策です。

ちなみに「人気ランキング」は日本人特有のもので、海外のECサイトでは反応が薄いです。
日本の同調意識の高さから、流行り・人気の物、みんなが買っているものが欲しいという気持ちになるようです。

ただ、記事コンテンツページに設置するとスマホ画面だと縦に長くなりすぎるので、設置の仕方の工夫が必要です。
情報量は減らしてすっきりと見せたほうがいいでしょうか。

設置の仕方の工夫として、人気ランキングをアコーディオン形式で表示させたことがあります。

アコーディオンメニューとは、Webページなどの表示・操作要素の一つで、選択した項目がその場で広がって詳細な内容を表示する形式のメニューのこと。限られた範囲で多数の項目を一覧でき、かつ詳細な内容を即座に参照できるメニュー形式として利便性が高い。

出典:アコーディオンメニュー【accordion menu】

https://web.archive.org/web/20230320044001/https://e-words.jp/w/%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC.html

結果としては、クリック率が大幅に下がり大失敗でした。
やはり初期状態で表示されていることが大事なのと、ユーザーの”タップする”という行動を促すのは意外とハードルが高いのだなと学びました。

③簡易マイカーローンシミュレーション

購入を検討しているユーザーが気になるのはローン額でしょう。
マイカーローン診断コンテンツも非常に相性がいいだろうと考えています。

購入の踏ん切りがつかない顕在層ユーザーにおおよそのマイカーローン費用を認識させ購買に繋げられる可能性があります。
イメージは以下です。

自動車ローンのシミュレーション

出典:https://www.michinokubank.co.jp/general/simulation/mycar.html

設置イメージは、「マイカーローン簡単シミュレーション」のバナーを設置して、タップするとポップアップで開きその場で借入額や期間を入れるとローン額が表示されるイメージです。


ローン額が表示される画面には、CVフォームへ”詳細なマイカーローン額を知りたい方はこちら”のような文章で誘導します。
また、電話番号を設置して、電話を促すのもいいでしょう。

鈴木淑雅

前に法律事務所のサイトで、不当にもらえなかった「残業代簡易チェックツール」の数値を見ましたが非常に効果が高かったです。

また、中古車を購入したい人は、現状乗っている車を売りに出したいニーズもあるので、「中古車の簡易査定ツール」も相性がいいでしょう。

④キラーページへの誘導強化

↑で説明した「簡易マイカーローンシミュレーション」のキラーコンテンツですが、キラーページとはサイト内でCVRが高いページのことです。
そのサイトの魅力やアピールポイントをまとめた”~とは”ページや、料金ページ、購入の流れページなどが通常CVRが高いです。

GoogleアナリティクスでCVRが高いページを確認可能なので、サイトのキラーページを確認して、記事コンテンツ内で積極的に誘導しましょう。
バナーを作成して設置するのも有効かと思います。

⑤テキスト中に自然な形で内部リンクを設置

少々、抽象的な施策に見えるかもしれませんがとても重要です。
例をあげて説明いたします。

パターン①テキストリンク無し

この●●の車種は近年非常に人気になっており、品薄が続いていましたが現状在庫が多い状況ですのが、気になる方は●●一覧ページからご確認いただけます。

また、よりリアルタイムの在庫状況や販売価格を知りたい方はお気軽にお電話ください。

パターン②テキストリンク有り

この●●の車種は近年非常に人気になっており、品薄が続いていましたが現状在庫が多い状況ですのが、気になる方は●●一覧ページからご確認いただけます。

また、よりリアルタイムの在庫状況や販売価格を知りたい方はお気軽にお電話ください。

ちょっとした違いに見えるかもしれませんが、説明文の中のテキストリンクは自然な形で設置できるため、意外にクリック率が高い傾向にあります。


リンク設置個所が増えればその分誘導できるユーザー数も増えます。
多くなりすぎない程度に自然な形で文章中にリンクを設置するのがおすすめです。

鈴木淑雅

こちらの施策は過去にやってみてクリック率が上がりました。
設置しやすいのは、「お問い合わせください」などで文章を締めくくる時、”お問い合わせ”部分にリンクを設置するのがいいです。

⑥上部・下部固定ボタン・バナーの設置

ページ上部と下部を固定表示にして、CVボタンと誘導させたいページのボタンを設置するのが効果的です。


イメージは下記です。

イースト駅前クリニック

出典:https://www.eastcl.com/

上部のボタンが固定表示でスクロールしても常に表示されています。
また、右下「治療価格」も追従ボタンで常にタップできる状態になっています。

下部固定ボタンは最初から表示されているのではなく、一定スクロールしてから表示させると目線が行きやすくより効果的です。

CTA(コールトゥアクション)の時にも説明しましたが、重要なのは「どのページに誘導を強化するか」です。
CVボタンとしての電話タップや、CVフォームへのCVボタンは必須になります。
前述したCVRの高いキラーページへの誘導ボタンも設置すべきです。

また他にも、CVRは高くないが、注力している商品や特設ページへの誘導もいいです。
クライアントと協議し誘導先は吟味すべきです。

鈴木淑雅

私はクリニックのサイトにコンサルタントで入る機会が多いのですが、クリニックの場合「初診の方」「料金」ページの需要が高いです。
また、注力ページとしはオンライン診療へ誘導強化することが最近多くなってきました。

⑦【PC】右下からフワッと表示されるバナーの設置

PC画面の場合、右下からフワッとバナーが表示される施策もおすすめです。
PC画面だと、右下の領域が空いているデザインが多いので、そこに一定スクロールされたタイミングでフワッと下から浮き上がってくる表示のさせ方が効果的です。

HOME4U

出典:https://www.home4u.jp/sell/juku/course/basic/2589-8531

鈴木淑雅

私は以前にBtoBのサービスページで実装したところクリック率が2.5倍になったことがあります。
非常におすすめな施策です。

⑧【PC】追従する問い合わせフォーム

CVポイントがお問い合わせフォームの場合、PC画面で右カラムにフォームを追従で固定表示するとCVRが上がります。
↓は右側のフォームが下にスクロールしても固定表示で常に表示されている状態です。

SEO対策インハウス・内製化支援|楽々Edit

出典:https://rakuraku-edit.co.jp/service/seo-inhouse

BtoBのサイトでよくやる方法ですが、BtoCサイトでもフォームでのCVを積極的に獲得したい場合はとても有効です。

⑨LINE公式アカウントの誘導

なかなかコンバージョンにつながりづらい商材ではリストマーケティングとしてLINE公式アカウントに誘導するのもいいでしょう。
中古車も高額であり、比較検討期間が長い商材なのですぐに購入はせず、情報収集も多くなります。

このような商材では、記事コラムで集客できても離脱してしまいサイトのことは覚えてもらえず再訪もほぼ期待できません。
このような場合、積極的にCVまで持っていくのではなく、リードの獲得としてLINE公式アカウントに登録してもらう方法があります。

中古車サイトの場合、登録を促すには診断コンテンツが相性いいでしょう。
イメージは、下記です。

  • あなたにマッチする中古車診断
  • 車の買い替えタイミング診断
  • マイカーローンシミュレーション

登録してもらえれば、Lステップで少しづつユーザーを教育していったり、コラム更新のタイミングで通知したり、月次でキャンペーンを行うなど、いろいろとプッシュ型のアプローチができます。

⑩ホワイトペーパーのダウンロード

ホワイトペーパーをダウンロードしてもらい、メアドを集めるリストマーケティングもありです。
多くの商材を複数サービスで持っている会社では、メアドを主軸にリストを集めデータベースに入れておくと、横断的なマーケティングに活用できます。

定期的にメルマガ配信を行い、ユーザーとの接点を増やせます。
ホワイトペーパーは様々考えれますが、例えば「プロが教える中古車選びのポイント10選!ここだけ抑えておけばOK!虎ノ巻」みたいなイメージです。

⑪適切な記事同士の内部リンク

最後は、記事同士の適切な内部リンクの設置です。
「CVR改善施策」で、記事同士の内部リンク?と思われる方もいるでしょう。

関連する記事同士の内部リンクを適切につけてあげると、1セッションあたりのページビュー数が増え、滞在時間が伸びます。
その分、CVする可能性が高まるためCVRが高くなる傾向にあります。

より多くの記事を読んでもらうことで態度変容を促し、よりCVへのモチベーションも上げられる可能性もあります。
適切な内部リンクは、SEO評価にもプラスですし、ユーザービリティもあがり、CVRにもポジティブに働く重要な施策です。

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鈴木淑雅

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まとめ

鈴木淑雅

11のCVR改善施策ポイントはいかがだったでしょうか。
私が今まで溜めてきたノウハウを完全公開しました。

  • CTA(コールトゥアクション)の設置
  • 人気車種ランキング
  • 簡易マイカーローンシミュレーション
  • キラーページへの誘導強化
  • テキスト中に自然な形で内部リンクを設置
  • 上部・下部固定ボタン・バナーの設置
  • 【PC】右下からフワッと表示されるバナーの設置
  • 【PC】追従する問い合わせフォーム
  • LINE公式アカウントの誘導
  • ホワイトペーパーのダウンロード
  • 適切な記事同士の内部リンク

11の施策の中で必ずあなたの記事コンテンツページでも試せるCVR改善施策があったと思います。
CVR改善施策は、商材はサイトによってマッチする施策が異なり、訴求内容や誘導先などによってもCVRが非常に変わってきます。

なかなか最適解がわからず、ひたすら検証を行い少しづつ改善していく必要があります。
ぜひ、根気よくいろいろ試してみてCVRが上がるか検証してみてください。
もしうまくいったら私にご連絡いただけるとすごく喜びます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。Twitterをぜひフォローくださいませ!

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